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肝臓がんが完治した食生活 |
食生活は肝臓がんを完治させるうえで、無視することの出来ない要素です。 植物のように光合成で自ら栄養素を作ることの出来ない人間は、食物によって身体を作り、維持していきます。 そうなれば、肝臓がんの完治に食生活が密接な関係を持つことは当然のことです。
必要な栄養素が摂れていなければ、身体は十分な機能を発揮することはできません。 また、過剰な栄養素の摂取も問題です。 特に現代では、脂肪や糖分、塩分の取りすぎが危惧されています。
簡単なことではありませんが、適量の栄養素を摂取できる食生活が肝臓がん完治の鍵となります。 そうなってくると、ジャンクフード中心の暮らしを改めることが急務であることはもちろんです。 特に若い世代ではそうですが、現代では長寿国日本であっても、食べ物が身体のために良いものという文化は廃れてしまっています。 そうなってくると、口にするものを自ら選択しなければなりません。
肝臓がんを完治させる食生活となると、周囲に流されるだけでは足りません。 幸い、最近では食に対する感心が高まり、自然食や有機野菜もそろっています。 外食中心の生活でも、すでに優しいレストランは多く存在してます。 自らの意思を持って選択をすることが不可欠な要素です。
予防目的も含めて、やはりどのような食べ物を選ぶかということは重要です。 有機野菜を中心とした、栄養バランスの取れた食事を日常習慣にしている人と、添加物の多く含まれたジャンクフード中心の暮らしを送る人とでは、おのずと健康に与える影響が異なってくるのは理解できるでしょう。 つまり、肝臓がんに限らず、食生活は健康の基本ということができます。
薬による治療や、手術によって完治を目指すというのも一つの解決方法ではあります。 しかし、薬には副作用がありますし、手術には大きなリスクが伴います。 名医であっても、必ず治せるというものではない以上、まずは予防を行うことが第一でしょう。
その上で、病気を発症し、告知を受けたとなれば、それからでも自分の口にするものを見直してみましょう。 今の食生活が肝臓がんを完治させるのに最適なものなのか、暮らしの中で改善できることはないか、日々考えていくことです。 もちろん、すべて思い通りにはいかないでしょう。
無農薬・減農薬野菜は一般の野菜よりも割高になりますし、原産地にこだわって中国産やアメリカ産等を避け、国産の商品を選ぶとなると、やはりお金がかかります。 ただでさえ、闘病生活には通院費や薬代など出費がかさむ以上、懐と相談しながら継続可能な暮らしを維持していく必要があります。 たとえ、一時的に肝臓がん完治に向け食生活を改善したところで、それが持続できなければ効果は半減します。 薬のように即効性があるものではない以上、体質改善には当然時間がかかります。
経済的に余裕があれば、それがベストではありますが、日々の暮らしもあります。 あまり息が詰まるほどに思いつめ、ノイローゼのようになってしまったのでは意味がありません。 ストレスもまた、病気に悪影響を及ぼします。 今の暮らしよりも食品添加物を減らすにはどうしたらいいか、農薬を摂取する量を減らせないか、栄養のバランスはこれでよいのだろうか、という風に、現状より少しずつ食生活を肝臓がん完治に近づける努力をするところから始めましょう。
最初から完璧を目指していたら疲れてしまいます。 失敗に気付き、それで落ち込む必要なんてありません。 現代日本において、健康的な暮らしを送るのは必ずしも容易ではありません。 もはや食の安全など脅かされて久しくなっています。 その状況下で、少しでもよい状態に変えるためには何ができるのかを模索していく姿勢こそ、もっとも大切な姿勢ではないでしょうか。
幸い、日本は世界に名だたる長寿国です。 食べ物一つとっても、海外産のものより、国産のもののほうが安全性においても高い信頼性を保っています。 そういった意味では、食生活と肝臓がん完治ということを考えるとき、良好な環境が整っていると評価できることでしょう。
名医による治療も大切です。 権威と呼ばれるような医師のいる病院で診断を受けることも、もちろん意味深いことでしょう。 しかし、まずは毎日口に運ぶものを見つめなおすということが、患者として取れる健康への配慮の一つではないでしょうか。
食生活は肝臓がんの治療に限らず、これまでの人生でも、そしてこれからの暮らしの中でも日々向き合っていくものです。 だからこそ、少し暮らしの改善をすることが、健康に与える影響として無視できないものになるのです。 確かに、これまで長年培ってきた習慣を変えることは簡単ではないかもしれません。 食習慣を肝臓がん完治に向けて組み替えていくことは、時にストレスもあるでしょう。
しかし、あなたの人生に最終的な責任をもてるのは、やはりあなた自身でしかないのです。 その責任を他人が肩代わりしてくれることはありません。 たとえ名医でも、患者が医師の指示に背くようであれば、どうしようもなくなってしまうのです。
病院は医療サービスを提供していますが、それはあくまでも職業としてのもの。 彼らの人生が切実にかかっているわけではありません。 それに比べ、あなたはまさに生死をかけて暮らしているのです。 改善された食生活で肝臓がん完治や延命につながるのであれば、今日からでも行動を起こしてみてはいかがでしょうか?
考えてるだけでは変わりません。 一歩踏み出す勇気が必要なのです。
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告知を受けた瞬間から、かつての健康が当たり前のものではなくなりました。
空気や水のように際限なくあふれているはずだった健康というものが揺らぎつつある現状に、軽いめまいを覚え、精神的に不安定な時期を経て、ようやく落ち着いて事実を受け入れられるようになりました。
他の方の闘病記を読んで、患者として先輩の方々の意見や考え方を知り、自分もこれから病気と向き合って生きていかなくてはならないという事実を改めて意識し、気合を入れなおしたのです。
これまで、小説を読むことはあっても、ノンフィクションを読むことはほとんどありませんでしたし、まして肝臓ガン闘病記を読む機会などまったくといってよいほどありませんでした。
それが告知後には世界が一変したのです。周囲から見たら、変わったのは世の中ではなく私なのでしょうが。
本だけではなく、ネットでも肝臓ガン闘病記を検索し、暇があれば読み込むという日々が続いています。
始めのうちは、情報収集が主な目的でした。病院で今後の治療方針の説明は受けましたが、生存率については教えてくれませんし、治療費がいくらかかるのかも長い目ではわからないということでした。
そもそも、その病院を信頼していいのかも分からない以上、それ以外のルートで情報を集める必要があったのです。
ある程度、今後の方針が固まってきてからも闘病記を読みつづけているのは、他の患者の気持ちを知りたい、孤独感を紛らわしたいという気持ちがあるからです。同じ痛みを知る者として、通じる部分はやはりあります。
そして、今度は私が闘病記を書き始めることにしました。かつて私が他の方の闘病記を参考にし、励まされたように、微力ながら誰かの助けになることができれば幸いです。
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